パチンコ屋で知り合った人に本名を晒すこと

パチンコ屋で知り合う人って、基本的にお互い深くは詮索しませんよね。

本名なんて知らないのが当たり前だし、ましてや連絡先なんて、、というのが普通の感覚だと思っていました。

打っているときは旧知の仲のように軽口を叩いても、一歩雀荘から出ればアカの他人のように…という阿佐田哲也的な。

それがいつの間にか感覚が変わってきているな~

と思うことが多くなりました。

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とは言ってもいまだに名前も知らない人のほうが圧倒的に多いんですけどね。

話すときの二人称は、、ほぼなし。なのでたまに変な会話になりますけど。

同業の誰かの話をするときも

「ニットのおっさん」「キャップの兄ちゃん」「ピアス」等、特徴で言ったり、

「○○のおっさん」と、○の中に地域を入れて言ったり、

「掛け持ち君」みたいに立ち回りで言ったり、

「板金屋」みたいに本業を聞いてたらそれで言ったり、

そんな感じだったのが、10年くらい前に潜伏専門のおっさんから

「連絡先交換しようぜ」

って言われました。

これが思いのほか衝撃的だったんですよね。

パチンコ屋以外でも話す気なんだ、、みたいな。

別にそれまでも、稼働後ご飯を食べに行ったりとかはあったし、仲良くしていた人はそれなりに居ました。

中には「田舎に帰って店を出す」「廃業する」みたいに最後の挨拶をできた人も居るけど、ほとんどの人はいつの間にか見なくなったし、それが当たり前だと思っていました。

最後の挨拶をできた人も「じゃ最後に連絡先を」なんてことにはなるわけもなく、パチンコ屋で知り合う人は、袖振り合うじゃないけど、いい意味で無責任な仲こそベストだと思っていましたが。。

それがまさかの連絡先の交換!

ビックリしましたね~

このときのおっさんは、本業が塗装屋だか工務店だかを自分で経営しているとかで、実際いつでも悪そ~な若者を一人、日替わりで連れていたのでブラフでもないんだろうと思っていたし、なかなかの羽振りだったんですよね。

かといって、やりすぎなくらいガッつくわけでもなく、ルールはキッチリ守ってるし。

ま、いいか。

といった感じで人生初の、パチンコ屋で知り合った人との連絡先の交換。

それでもこのときはお互い名乗りませんでした。

こっちも潜伏塗装屋、とかで登録して。

で、そこからは何人か連絡先の交換はしたけど、まだまだ携帯のキャリアメールが主流の時代。

名乗るとしても名字だけとかなので、特に抵抗もなくなってたんですよね。自分の本名はいたってありがちな苗字なのもあって。

けど、ここ何年かですよ。

「ライン教えてください」

って言われたときは、またまた衝撃的でした、、、

お互いの本名がフルネームでわかるわけじゃないですか、、

それでも今時ラインの交換なんか普通でしょ、みたいな勢いに押されて交換しましたが、なんとも落ち着かなかったですね~

別にパチンコ屋で知り合った人を基本的に信用していないというわけでもないんですけど、なんだかんだ後ろめたい稼業ですからね、、別の顔をしておきたいのかもしれません。

なんだか自分がどんどん古いタイプになってるみたいでアレな気もしますけど、実際どうなんでしょうね。

最初にラインの交換をした若者は打ち子使いのスロ専なんですけど、打ち子に逃げられたとか言っていたこともあるし、話を聞いてるとほぼ抜かれてるんですよね。

常時ラインでやりとりしている若者の軍団も、何年も継続してるのなんて見たことないし。

やっぱりお金がからむからある程度の距離はとっておいたほうがいいと思うんですけどね~

自分とノリ打ちの相方Y君は元々本業のほうの友達で、流れ流れてのこの稼業だから元々の距離が近いし、ノリ打ちをやっている人の多くはそんな感じだと思いますけど、最近はいきなりノリ打ちしないか、みたいな人も多いみたいで不思議な感じですね。。

爺さんの専業の人とかだと、連絡先とかプライベートのこととか絶対聞いてきませんけど、やっぱりそっちのほうが心地いいですね。




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