1995年・平成7年に京楽から登場したハネモノ・ボンバーキャット。
ハネモノというジャンルに属しながら、デジタルを搭載した当時の京楽らしい一台で、ゲーム性はかなりデジパチ寄りです。
たぬ吉くん系の流れを汲みつつ、V入賞をきっかけに時短へ突入し、再度Vが出るまで継続するという、連チャン性能に全振りしたような仕様が特徴。
役物はファイター2のい系譜ですが、遊びの感覚は従来のハネモノとは別物で、「Vが出てからが本番」という作りになっています。
今回は、そんな半分デジパチな京楽ハネモノ、ボンバーキャットを振り返ってみます。
スペック

賞球数:6&12
最高継続:15ラウンド
平均継続:16連チャン
継続率:約94%

本機の最大の特徴は、V入賞後の挙動。
15ラウンドを獲得すると、再度V(1/16)を引くまで2チャッカーの電チューが開きまくる仕様になっていて、玉を減らさず次の当たりを獲得=連チャンで、ハネモノとしてはかなり異色。
Vが出るまで継続するため、継続率は約94%。平均16連という数字も、この台の性格をよく表しています。
たぬ吉くん系の流れを感じさせつつ、ゲーム性は大きく方向転換で、たぬ吉のような「Vが4回出たら終了」という仕組みではなく、V入賞=時短突入。そこから再度Vを引くまで続くという構成です。
当時は「爆連機」というイメージが強かった一方で、実際の出玉構成は1R・3Rを積み上げていくタイプ。
V出現時の平均出玉はおよそ4000発前後で、初回とラストが15Rになるため、最低限のまとまりはしっかり確保されています。派手さ一辺倒ではなく、意外とバランスの取れた設計ですね。
役物

役物はファイター2をベースにした構成で、見た目は一応ハネモノ。
ただし大当り中の展開はかなりシンプルで、貯留からそのままVへ流れる形が基本。役物の動きで魅せるというより、結果重視の作りです。
1チャッカーと2チャッカーの性格ははっきり分かれてて
- 1チャッカーはハネ開放直後に拾うと厳しめ
- 2チャッカーは最初の開放がチャンス
という設計。
そして、その2チャッカーを電チュー化するのが時短中。ここがボンバーキャットの肝です。
時短中

スルーを通すと小デジが変動し、「7」停止で2チャッカーの電チューが開放。
通常時は変動が長く、開放も短めですが、V入賞後は一転。変動時間が短縮され、電チューの開放時間が大幅に延びます。
結果として、2チャッカーに入りやすい状態が作られ、「Vが出るまで終わらない」というこの台のコンセプトが、ここで一気に表に出てきます。
まとめ
ボンバーキャットは、ハネモノの形を借りたデジパチ的な一台。
V入賞後の時短構造や、1/16で継続し続けるシステムは、今見てもなかなか尖っています。
派手な役物演出は少なめですが、そのぶん仕組みは明快。たぬ吉くんの系譜を感じつつ、京楽が次の時代を模索していた空気が伝わってくる台です。
レトロ機として振り返ると、当時「爆連機」と呼ばれた理由も納得。
そんな一台が、ボンバーキャットでした。