現場にしろTwitterにしろ、パチンコ・パチスロで勝ってる人は「あいつは上手い、あいつはヘタクソ」みたいな話が大好きですよね。。
そもそも上手いとは何なのか。辞書から一部抜粋・引用してみると
- (旨い)食物などの味がよい。おいしい
- 物事の運びが自分の望む通りである
都合がよい。好ましい。- (上手い)技術的にすぐれている
事の進め方などが巧みである
じょうずだ。巧妙だ。手際がよい- 人間関係、特に男女の仲がよい。
「彼女とは―・くやっている」
らしいのですが、、、
Contents
上手いと言えば
上手いと言えば、字が上手い・絵が上手いとか。字や絵の場合の上手いは、他人に伝わりやすく、バランス良く見える。といった感じですかね?
芸術の域は別として、一般的にはそんな感じかと思います。
楽器でいえば、上手い人=脳内で鳴っている音を限りなく100%に近い形で楽器で再現できる人。かつ難解なフレーズにも即座に対応できる人。かといって、再現性が高くて上手い人=良いプレイヤー(多くの人を感動させる演奏者)というわけではありません。
有名アーティストも、決して皆が皆、歌唱を含めて演奏能力が突出しているわけではなかったりしますよね。良いプレイヤーと上手いプレイヤーは別のベクトルです。
スポーツでも、足は速いけど盗塁は上手くない。投げる球は速いのに打たれる投手。なんてのはゴロゴロ居ます。
なので「上手い」という言葉は意外と曖昧な気がします。
パチンコパチスロで言うと
パチンコパチスロで言うと、技術面は上手い、止め打ちは上手い、台読みは上手い、ビタ押しは上手い、勝ちかたが上手い、立回りは上手い、、、キリがない。。
ならより多く勝ってる人が上手いのか?
いやいや、それでは稼働量と比例するので時給が高い人が上手いのか??
いやいや、それでは右打ちランプしか打たない人が一番上手いということになるので違うのではないか???
パチンコで言うと昔から、目手足頭(←古い専業の爺さんに聞いた)となるわけですが。。
目手足頭
目〜釘読〜
目は釘読み。爺さん世代的にはおめめ。
釘読みの上手い下手は数値化できますよね。釘が動いた箇所を、より見逃しなく気付ける人ほど上手く、見た目から自分の想定した内容に近い人ほど上手い。
しかし内容が出ない店にしか行かなくて釘読みが超絶的に上手い人より、釘読みは一切できないけどしっかりアケてくる日(店)が手持ちに多い人のほうが高い内容になっているだろう現実からも、釘読みは実はそこまでのアドバンテージとはならない、気がします。。
また、いくら精度が高くても、盤面ヘッドバッドでヘソを覗き込んでる人は上手いとは言えませんね笑
手〜ハンドル操作〜
手はハンドル操作。爺さん世代的にはおてて。
これも完全に数値化できると思います。同一台で、通常時はより多く速く回せる人・電サポ中や大当り中はより多くの玉を獲得できる人ほどハンドル操作は上手いといえるでしょう。
しかし好き勝手やって打てる店がなくなると宝の持ち腐れに、、
足〜店回り〜
足は店回り。
これも完全に数値化できますね。手持ちの店、使えるが多い人ほど上手い。
闇雲に店回りしまくって、ダメな店なことを確認しまくるだけだと頑張ってるだけの人で、使える手持ちを多く見つけられる人、持っている人が上手い人、か。
これも精度と時間効率で数値化できますね。いや、できるのか?笑
頭〜計算力〜
頭は計算力と気付き。
計算はできないよりできたほうがいいと思いますが、今はネットに転がりまくっているから、むしろその取捨選択能力と近いものになっていますかね??
でもアナログや攻略等、期待値を自分で出す必要があるときはあるので、これも大事ですね。
またそれらに気付ける能力が高い人も上手い人。
攻略
攻略に気付けるかどうかの上手い下手による差は、収支に最もつながる要素ですかね。
なんでもかんでもネットに転がっている時代とはいえ、パチンコに関しては基本的には雑誌レベル以上のことは検索では出てきませんし、スロットも知ってる人だけ美味いことはおそらくたくさんあります。
攻略の人の着眼点と行動力、横の繋がり、口の固さは凄いですね~
目手足頭のバランス
と、それぞれの要素を書いてみましたが、これらのバランスが取れている人、すべてに長けている人は、想像以上に少ないです。自分は見たことがありません。
甘カイジのころ、行けば2.5万くらいのカイジが打ててた店にジグマが居て、釘読みはメチャクチャ上手かったけど、話すようになるとカイジを打ってる自分のところに来ては「アケてんのそれ?笑」と、よくバカにされてました。
その人は聞いたらいつも1.5~1.8万の甘海ばっかり打ってて「なんだかなー」でした。何も言いませんでしたけど笑
これはさすがに極端ですが、どれかに特化した人ほど同業を見下す傾向にありますね〜
自分なんかは、目手足頭すべてにおいて三流だけど、それぞれがそれぞれを補ってどうにかこうにかやってきた感じです。
収支がすべて
じゃ収支がすべてかというと、それも違うと思うんですよね。
瞬間的に収支が上がるのは、掛け持ち・追い越し・無限徘徊等々、出禁上等ヤローのほうが上になりやすいですが、そんなテンパった人を上手いとは思いたくない。
また、足し算であるパチンコをかけ算にしてしまう軍団の搾取側のほうが、収支は断然上でしょう。
軍団は嫌いだけど、あれはあれで誰にでも真似できることではないから凄いと思うんですよ。打ち子を管理するのは結局腕力でしょうしね。
ただ軍団長がパチンコが上手いのかと言うと、そんなことないと思います。上手い人も居るでしょうが。たぶんパチンコの腕よりも、人の管理能力のほうが大事なんだろうなと想像できます。
結局パチンコが上手いとは
と、グダグダ書いてみましたが、ほんじゃパチンコが上手いってなんなの?となりますが、結局は総合力だと思うんですよね。
目手足頭と細分化すれば上手いヘタの序列はつけられますが、そんなものは何の意味もないと思うのです。
出玉を取れてなくて「あいつはヘタクソ」と見てる人が、実は自分の気づけてないアケに座ってて、温存のために取りきってないだけかもしれない。
たいしてアケられてない台で粘ってて「あいつはヘタクソ」と見てる人が、実はメチャクチャ玉が取れているかもしれない。
他の収入がガッツリあるから、時給1000円がボーダーの人なのかもしれない。安い台を打ってるの年収3000万の人を見た専業が「あいつはヘタクソ」とかバカにしてたら、こんなに滑稽なことはありません。
勤め人でパチンコはチャラくらいで遊べればいいと思っている人なのかもしれない。
上手い←→ヘタクソ、なんてものは所詮相対的なものでしかなく、目手足頭の箇所箇所で優劣を付けることにたいした意味があるのか?
だからパチンコが上手い人とは
目標の収支をより少ないストレスで上げている人
でどうでしょ?笑